「ひとに伝える」こと

「ひとに伝える」 ということは

伝えた という
自身の自己満足からは始まらない

ひとに伝えて 理解してもらう
ということは
自分の 「伝える力」を試されているということでもある

何故なら
伝える手法は 一つではないし
伝える内容も相手も「いつも同じ」ではないから

話したり
文書にしたり
音楽にしたり
絵にしたり
リズムにしたり
実際にやってみせたり
タイミングを図ったり
仲介を入れたり…

ある手法がダメでも
別の手法をさがして
互いが伝えあえるツールを見つける

それぞれ皆持っている
パーソナリティーも
歴史も
考え方も   違うから

ひとつのことを伝えるにも
伝える側と受け取る側で
解釈の違いが まま生じるのは
仕方のないこと

しかし
伝える側が
相手に本当に伝えたいと思ったら

互いの解釈の相違を少しずつ修正しながら
相手の理解度に合わせて
相手が解るようにアプローチを変えて
伝えていく必要がある

どんなに時間がかかっても
どんなに遠回りをしても

飽きず 諦めず 怒らず
投げ遣りにならず

熱意を持って 真摯に
伝えたい相手にしっかりと向き合う根気も必要である

これらは
伝える側にも与えられた
試練であり
成長のための修行なんだ…

陽だまりのnekoの夢
maru